やってはいけない断捨離方法と、おすすめの断捨離方法について解説します。
無闇に断捨離を行ってしまうと、必要な物まで処分しかねません。そのため、断捨離のやってはいけない方法を理解し、正しく断捨離を行う必要があるのです。
そこでここでは、後悔しないための正しい断捨離方法について解説しす。
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正しい断捨離とは?
流行に流されてあまり深く考えずに「断捨離」を行うと、思わぬ問題や弊害を引き起こしてしまうことがあります。
断捨離の本質を理解せずに断捨離をしてしまうと、断捨離の効果を実感できなかったり、逆に窮屈さや生活しずらさを感じてしまったりすることもあります。
このような結果を生んでしまった場合、それはやってはいけない断捨離の方法を行ってしまっているのかもしれません。
断捨離とはヨーガの行法からきており、「断行」「捨行」「離行」にはそれぞれ以下のような意味が込められています。
断:不要なものは絶つ(買わない)
捨:身の回りに残っている不要なものを手放す(捨てる)
離:モノへの執着から離れること
決して単に物を捨ててて身軽になることや、ミニマリストになることが目的ではありません。
片付け法として広まっている「断捨離」はこれらの考え方を、日常の片付けに落とし込んだ片付け方法です。
モノへの執着を捨てて身の回りをきれいにすることで、ストレスや不安から解放されることを目的としています。
やってはいけない断捨離の方法
断捨離を行っていると、勢いづいて捨ててはいけない物も処分してしまい、後悔してしまうことがあります。
効率よく断捨離を進めるためには、予めやってはいけない断捨離方法をチェックしておくことが重要です。
そこでここでは、やってはいけない断捨離方法や捨ててはいけないものについて解説します。
重要書類や印鑑を処分してしまう
重要書類や印鑑を処分してしまうことは、やってはいけない断捨離方法です。
重要書類の場合、処分してしまうと再発行の際に手間がかかったり、場合によってはトラブルに発展することも考えられます。
代表的なものとしては
- 各種証明書
- 帳簿
- 不動産、銀行関係の契約書
- 保険証券
- 年金証書
などが挙げられ、こういった重要書類は断捨離を行わず、保管場所を決めてまとめて収納しておきましょう。
また、印鑑はうっかり断捨離しやすいものですが、印鑑証明を行ったもの、口座開設の際に使用したものを断捨離すると、登録事項の変更などが行えなくなる可能性があるので注意が必要です。
二度と入手できない希少性の高い物の処分
二度と入手できない物を処分することも、やってはいけない断捨離方法です。
写真や思い出の品物は、安易に断捨離すると二度と手に入れられません。
特に先祖代々受け継がれてきたものは、自分のルーツに関係していたり歴史的な価値があることもあるので注意が必要です。
また、コレクターズアイテムも同様に、再入手が難しい物は慎重に断捨離の判断を行う必要があります。
そのため、これらの物を断捨離する場合は、自分だけで決めるのではなく、家族や親族と相談して決めるようにしましょう。
思い出や思い入れのある物を捨ててしまう
思い出がつまっているものや、思い入れの強いものなども、無理に捨てる必要はありません。
断捨離は本来心を豊かにするための片付け術です。
とにかく物を減らそうとするあまり、大切なものまで手放してしまっては意味がありません。
「モノの執着から離れる」とは、思い出などを断ち切るということではありません。
この点を誤解してなんでも処分してしまうのは、やってはいけない断捨離法だといえるでしょう。
緊急時に必要なものの処分
避難用品や防災用品などは、いざというときにこそ必要となるものです。
普段は役に立たないからといって手放してしまうと、災害などが発生したときに困ることになります。
どうせ使わないだろうと処分した直後に、必要になるという可能性だってゼロではありません。
緊急時に必要な物は十分に確保して置き、賞味期限のあるものなどは日常で消費しながら上手に循環させていくのがよいでしょう。
生活の質が下がる断捨離
処分してしまうと生活の質が下がってしまう物を捨てるのも、やってはいけない断捨離方法です。
断捨離の気分が乗ってくると、本来必要な物も不要に見えてくることがありますが、勢いに任せて決めてしまうのは得策とはいえません。
例えば、掃除機を断捨離してフローリングモップや粘着ローラーで代用するなど、必要以上に処分すると、生活が不便になる場合があります。
そのため断捨離をする前に、その物がなくなった場合の生活をイメージし、生活の質に影響を与えないか想像することも重要です。
自分以外の物の断捨離
自分以外の物を勝手に処分するような行為も、やってはいけない断捨離方法です。
断捨離の対象となる基準は人それぞれなので、勝手に断捨離を行っては信頼関係を傷つけることになってしまいます。
そのため断捨離の対象となるのは、基本的に自分の持ち物だけとし、共有物や自分以外の持ち物は必ず確認してから断捨離を行いう様にしましょう。
無計画な断捨離
無計画に行う断捨離も、やってはいけない断捨離方法です。例えば、その日の気分で行うような断捨離は冷静な判断が行えず、必要な物を断捨離する恐れがあります。
一方で、使えるか否かで判断する断捨離も、「いつか使うだろう」という曖昧な基準で断捨離を行ってしまいがちなのでおすすめできません。
さらに、断捨離は基本的に短期間で終わる作業ではないので、「引き出しの中」「クローゼット」などと小さな範囲で区切って行うと良いでしょう。
断捨離を行う際には明確な基準を設定しておき、短期間で終わらせようとせず、いらない物を捨てる習慣を身につけることをおすすめします。
間違った断捨離法によっておこる問題とは?
誤った断捨離方法を行ってしまうと、以下のような問題を引き起こしてしまうことがあります。
きれいな状態を保てずリバウンドしてしまう
断捨離の本質を理解せず、ただただ物を減らしてしまうような誤った方法で片づけた場合、しばらくするとまたものであふれてしまうというケースもあります。
後先考えずに物を手放してしまった結果、後から不便さを感じてしまい、結局買うことになってしまうのです。
断捨離の意味やルールが理解できていれば、本当に必要な物のみを買い足すことができます。
しかし物がない不安から余計なものまで購入してしまい、片付ける前よりも物であふれてしまうといった結果になってしまうのです。
これは本人のガマンや努力が足りないのではなく、断捨離の流れや意味を理解できていないことが原因です。
暮らしにくい部屋になってしまう
本来断捨離は、自分にとって必要な物とそうでないものを選び分け、快適な部屋をつくることが目的です。
しかし誤った考え方で断捨離を行うと、物を捨てること自体が目的となってしまうこともあります。
結果、物を捨ててしまいすぎたため、かえって暮らしにくい部屋を生み出してしまうケースもあるのです。
もちろん、落ち着く部屋だと感じるモノの量は人によって違います。
くつろいだり心が休まると感じられるエリア・物の確保や、安眠につながる寝具などは手放さないようにすることも大切です。
断捨離後の生活もしっかりとイメージしながら、物の整理と取捨選択をしていくとよいでしょう。
ストレスや不安感が強くなってしまう
誤った考え方で断捨離を行うと、物を持っていることに罪悪感を感じてしまうようになる場合があります。
本来自分が必要なものであれば、後から買い足してもなんら問題はないはずです。
しかしひとつで物もが増えるという状況を受け入れられず、必要なモノなのに買えないといった葛藤とジレンマが強いストレスとなってしまうこともあります。
ひどい場合には、新たに物を買えなくなるばかりか、捨てても捨ててもまだ捨てたりないような不安感に襲われ、強迫観念に駆られてしまうケースもあるのです。
これではいったい何のために断捨離を行ったのか、まったく意味がなくなってしまいます。
繰り返しになりますが、断捨離は自分らしく幸せで快適に暮らせるようになるために、執着を捨てて物事の整理を行うことです。
幸せになれない誤った断捨離なら、最初っからやらない方がよいのです。
基本的な断捨離の流れ
断捨離を成功させるためには、基本的な流れを踏まえ実践することが重要です。
ここでは、断捨離を行う際に押さえておきたい基本的な流れを、4段階に分けて紹介していきます。
1.断捨離のルールを決める
断捨離を行う際には、予めどういった基準で断捨離を行うか、ルールを決めておくことが重要です。
例えば、1年以上使用していないものは断捨離の対象としたり、断捨離後の物の量を決めておくなどが挙げられます。
いずれのルールを設定するにせよ、使う物やお気に入りの物を残し、使わない物、執着がないものは断捨離の対象とすると良いでしょう。
ただし、使用頻度が少ないものでも、自分にとっての必要性があるもの(思い入れのあるのも)は断捨離を行わず、手元に残しておくことをおすすめします。
2.「必要」「不要」「保留」で分類
断捨離を行うにあたってのルールを決めたら、断捨離を行いたい場所にあるものをすべて出しましょう。
そして、物を出し終わったら
- 必要
- 不要
- 保留
の3段階に分けて断捨離を行うことがポイントとなります。
1分程度で判断するようにし、判断が付かない場合は保留に分類して後で再検討するとスムーズに作業が行えるでしょう。
また、断捨離を行う前には、ダンボールなどを事前に用意しておくと便利です。
3.断捨離しないものを収納する
断捨離の分類作業が完了したら、断捨離しないものを整理し、収納していきましょう。
収納の際には、使用頻度の高いものを取り出しやすい位置に配置するなど、使い勝手の良いように収納することがポイントです。
ただし、収納グッズなどを事前に購入してしまうと、収納が上手くいかない可能性もあるので、必要に応じて用意することをおすすめします。
4.断捨離したものの処分
断捨離しないものを収納し終えたら、不用品を処分していきましょう。
処分方法は自治体によって異なるので、予め確認しておくとスムーズに処分することができます。
特に、家電や家具の場合は粗大ゴミに該当し、自治体によって処分方法が定められているので、事前に処分方法の確認を行っておくようにしましょう。
なお、不用品回収業者であれば、断捨離で排出された物を問わず回収することが可能です。
業者によっては断捨離作業の代行もできるので、断捨離をするにあたっては不用品回収業者の検討もおすすめできます。
おすすめの断捨離方法
断捨離がもたらしてくれる効果は高いですが、その一方で失敗してしまうこともままあります。
そこでここでは、断捨離を成功させるために、おすすめの断捨離方法について解説していきます。
断捨離後の物量を決める
断捨離を行う際には、居住している収納スペースに収まり切るように、断捨離後の物量を決めておくことが重要です。
収納スペースギリギリまで物を残すのではなく、ある程度の余裕をもたせておくと断捨離を成功させやすくなります。
また、物量を決める際には、自分のライフスタイルを照らし合わせ、無理のない程度に物量を決めるようにしましょう。
保留したものの保管期限を決める
断捨離を行う際には、「保留」したものの保管期限を決めておくことも大切です。
「保留」したままの状態で放ったらかしていたら、断捨離を行う意味が薄れてしまいますし、時間の経過とともに再び物が溜まってしまうでしょう。
そのため、「保留」にしたものは1ヶ月程度で再度断捨離の判断を行うようにし、溜め込まないことがおすすめです。
使用頻度の高い場所から断捨離
断捨離を行う際には、使用頻度の高い場所から行うこともポイントです。
キッチンやリビングなど、毎日使うような場所から断捨離をはじめると、必要・不必要の判断がつきやすく、効率よく断捨離を進めることができます。
逆に、押し入れなど物が多い場所から断捨離を行うのは、時間がかかるため後回しにした方が賢明です。
また、断捨離は複数回に分けて行うようにしましょう。こうすることによって、断捨離の労力を分散することが可能になるので、モチベーション低下を防げます。
効率の良い断捨離の順番で行う
断捨離を行う際には、効率的な作業とするためにも、以下のアイテム別に断捨離を行うことをおすすめします。
- 衣類
- 本類・書類
- 小物
- 思い出の品
物が多くなりがちなアイテムから断捨離を行うようにし、徐々に断捨離しにくいものへと移行すると作業スピードの向上に繋がります。
また、断捨離を行う際には特定のアイテム別に処理していく方が効率的なので、目的のアイテムを断捨離してから他のものに移行しましょう。
断捨離が完了するまで収納は考えない
収納とは見えないところに整理して置いておくことなので、本質的に断捨離とは考えが異なります。
そもそも、物が収まりきらずに散乱している状況であることが多いので、断捨離が完了するまで収納のことを考える必要はありません。
そのため、断捨離を行う前に、収納グッズを購入することはやめておきましょう。
上手く収納できず、かえって物が増えることにも繋がるので、まずは断捨離を行って物を減らすことの方が先決です。
アイテム別おすすめの断捨離方法
断捨離はアイテムによって分別する際の基準が異なります。効率的な断捨離を行うためにも、予めアイテムごとに分別する際の基準を知っておくことが重要です。
ここでは、アイテム別におすすめの断捨離方法を解説します。
衣類・靴・バッグの断捨離方法
衣類は日常的に使うアイテムなので、気付いたら必要以上に所持していることも珍しくありません。
かさばりやすい物なので、1年以上着用していないものは断捨離し、気に入っている物だけを残すようにすると良いでしょう。
また、靴やバックも同様に、1年以上使用していないものは断捨離し、冠婚葬祭など使用するシーン別に1個ずつ残すようにすると効率的です。
また、衣類・靴・バック問わず、修理できないキズ、落ちない汚れが付着してしまったものは、断捨離対象とすると良いでしょう。
家電の断捨離方法
家電を断捨離する場合は、使用頻度の少ないものであれば、思い切って処分することをおすすめします。
特に大型家電の場合、処分するだけで居住スペースが広くなるので、断捨離の効果を実感しやすいでしょう。
ただし、断捨離を行うとかえって生活が不便になるケースもあるので、断捨離後のシミュレーションをして処分することが重要です。
本の断捨離方法
本を断捨離する際には、情報の古いものや読み返すことがない本を中心に処分していきましょう。
読みかけの本や積読している本に関しては、読み返すと本格的に読み進め、断捨離が中断する恐れがあるので、基本的に処分する方向で検討するのが賢明です。
ただし、入手困難なものは二度と入手できない可能性が高いので、慎重に断捨離するようにしましょう。
書類の断捨離方法
書類を断捨離する際には、重要書類だけを残し、その他は基本的に処分することがおすすめです。
重要書類としては、各種証明書・契約書、年金証書などが挙げられ、明細書は一定の期間が来たら断捨離すると物を減らすことができます。
また、取扱説明書も溜まりやすいものの一つです。しかし、メーカーホームページでPDFが用意されている物も多いので、ネットで確認できれば基本的に断捨離することをおすすめします。
食器の断捨離方法
食器を断捨離する際には、使用頻度を基準に処分の決定を行いましょう。収納されている食器でも、実際に使っている食器はそう多くないはずです。
使わない食器は何らかの理由があるので、使用頻度の低い食器は思い切って断捨離すると、効率的に作業をすすめることができます。
断捨離でいらなくなったものは不用品回収業者におまかせ!
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断捨離が作業が思うように進まない場合には、作業の代行を依頼することも可能。
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