汚部屋の片付けを業者に依頼する際に飛び込んでくる激安・格安の文字。実はこれは気を付ける必要があります。
「汚部屋」「ゴミ屋敷」などと呼ばれる、長年にわたってゴミが捨てられたまま整理・清掃がされていない部屋は、住人だけではなかなか綺麗にするのが困難なものです。
またゴミの崩落や悪臭・害虫など知識の乏しい素人が汚部屋を清掃するのは非常にリスクが高いということも考慮しなければなりません。
そんな汚部屋の片付け、不要品の回収、ハウスクリーニングなら、プロの業者に依頼するのがもっとも安全で楽な方法です。
ネットを調べると多くの業者が「安い」「格安」などと言った宣伝文句でサービスを紹介していますが、果たしてどの業者に依頼すればいいのでしょうか?
今回は汚部屋の片付けに業者を利用したい人を対象に、安くてもしっかり確実な作業をしてくれる業者を選ぶ方法をご紹介します!
「非汚部屋の片付け」と「汚部屋の片付け」の違い
年末の大掃除や引っ越しの部屋の片付けに業者を利用するのと、汚部屋のゴミを撤去して元の部屋の状態に戻すのとでは、作業の流れが大きく異なります。
結論から言うと、汚部屋の片付けは非汚部屋(一般的な部屋)の片付けよりも費用がかかります。
なぜなら、ゴミの片付けだけが汚部屋が元の清潔な部屋に戻るとは限らないからです。
汚部屋の片付けは、元の状態に戻す「原状回復」が基本です。
特に汚部屋になって何年も経過しているような部屋は非常に不衛生で、悪臭や害虫が発生しているケースも少なくありません。
賃貸物件ならなおさら、借りたときの状態に戻して部屋の明け渡しをする義務があります。
では、片付け業者が行う汚部屋の原状回復の流れを確認していきましょう。
明らかなゴミの撤去|手順1
作業員の足の踏み場もないほどの汚部屋なら、作業場所を確保が必要です。ペットボトルや生ゴミなど明らかにゴミとわかるものから撤去していきます。
不要品と生活用品の分別|手順2
明らかなゴミを撤去したら、不要品と生活用品の分別を行います。長年にわたって積まれたゴミを整理したら、預金通帳や現金、宝飾品などの貴重品が見つかることも珍しくありません。
なんでもかんでも処分して良いというわけではなく、しっかりと不要品と生活用品、貴重品を選別してもらう必要があります。
不要品の回収・買取|手順3
使わなくなった、使えなくなった家具家電や不要品も、業者に依頼すれば回収または買い取りしてくれます。
業者によっては回収と買取を併せてやってくれるところもあるので、事前に調査されることをおすすめします。
ハウスクリーニング|手順4
不要品の回収などと前後しますが、ゴミが片付いたところからハウスクリーニングを行います。
業者によっては不要品回収の追加サービスとして提供しているところもあります。
脱臭・殺菌|手順5
長年、汚部屋になっていた部屋は生ゴミなどの悪臭が壁や床に染み込んで簡単には落ちなくなっています。
悪臭や害虫が発生している場合は、特殊な薬剤や脱臭機を使っての作業が必要です。
こちらも不要品回収業者が追加サービスとして提供しているケースが多いようです。
汚部屋の片付けにかかる費用の相場
汚部屋の片付けの費用は、間取りの広さやゴミの量に基づいて算出されます。業者によっても費用は異なりますが、だいたいの相場は次のとおりです。
間取り | 料金相場 |
---|---|
ワンルーム・1K | 25,000円~80,000円 |
1LDK~2LDK | 50,000円~300,000円 |
3LDK~4LDK | 150,000円~500,000円 |
5LDK~ | 220,000円~ |
料金にかなり開きがありますが、これはゴミの量によるものです。汚部屋と言っても部屋の散らかり具合や汚れ具合はそれぞれ異なります。たとえば汚部屋でもかろうじて足の踏み場が確保できる場合と、天井までうず高くゴミが積まれていて入室すら困難な場合では見積もりの金額が変わってきます。
汚部屋のまま何年も放置されている住宅の場合は、ゴミの撤去やハウスクリーニングだけでなく、消毒や害虫駆除、大型家具の処分など追加料金がかかる点も注意が必要です。
ここでご紹介した料金相場はあくまでも目安です。業者に依頼する前にどれくらいのゴミの量があるか、片付けを依頼する部屋の間取りや数はどれくらいかを把握しておき、複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。
「格安・激安」をかたる悪徳業者に注意
片付け業者の中には、「格安・激安」などという売り文句で依頼を受け、後から高額な料金を請求するような悪徳業者が少なくありません。
このような業者はホームページに料金表が明示されていなかったり、片付け事例を画像付きで照会していなかったりして、サービス内容が不透明なケースが多いようです。
さらに、電話やメールで問い合わせても詳しい見積もりを出すどころか、すぐに依頼させようとしつこくクロージングしてきます。
これらの悪徳業者は次に挙げるチェックすべきポイントを抑えておけば、事前にリスクを回避することができますのでご安心ください。
汚部屋の片づけ悪徳業者を見分けるポイント
- ホームページに料金の目安や過去の事例を丁寧に紹介している
- 電話やメールの応対が丁寧でしっかりしている
- 見積もりの後に追加料金が発生しないと明示している
相見積もりは何社必要?
片付け業者の見積もりは、少なくとも3社以上から検討しましょう。
公式ホームページなどの料金表やセールスコピーで「格安・激安」などをうたっていても、実際に見積もりを取ってみると意外に料金がかかるということはよくあります。
追加料金が増えると、予算オーバーになることも少なくありません。パッケージ料金なら多少高くても、片づけとハウスクリーニングを個別に依頼するよりは割安になるケースもあります。
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