広い実家がゴミ屋敷となった場合、自力で片付けるのは困難です。
ゴミ屋敷を片付けるには清掃業者に依頼する方法が一番確実ですが、ゴミ屋敷を清掃する業者はいくつか種類があるためどの業者を選べばいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
本記事では、実家がゴミ屋敷となってしまう原因や業者依頼の費用相場、業者選びのポイントについて解説していきます。
また、不用品回収受付センターでは、多くの不用品回収業者の特徴や費用なども紹介しています。
おすすめの不用品回収業者にゴミ屋敷の片付けを依頼したい場合は、以下もチェックしてみてください。
ゴミ屋敷を片付ける費用の相場は?
ゴミ屋敷を片付ける費用は、清掃する間取りにより異なります。
ここでは不用品回収業者に依頼した場合の費用をそれぞれ比較しますので、ぜひ参考にしてみてください。
間取り | 作業人数 | 作業時間 | 費用相場 |
1K〜1R | 1〜2名 | 1〜2h | 3万円〜 |
1DK〜2K | 2〜3名 | 2〜5h | 5万円〜 |
1LDK〜2DK | 3〜4名 | 3〜6h | 9万円〜 |
2LDK〜3DK | 4〜5名 | 5〜8h | 14万円〜 |
3LDK〜4K | 4〜8名 | 5〜10h | 18万円〜 |
4LDK〜 | 5名〜 | 8〜15h | 22万円〜 |
ゴミ屋敷になった実家を片付ける方法
ゴミ屋敷になった実家を片付けるには、まずなぜ実家がゴミ屋敷になったのかという原因を突きとめましょう。
原因を突き止めなければ、片付けてもまたゴミ屋敷になる確率が高くなるからです。
次に、親を説得して片付けに賛成してもらいます。
親に断りなく勝手に片付けてしまうのは、親の意見を尊重していないことになりトラブルの原因となるため注意しましょう。
最後にゴミ屋敷を片付けますが、ただ汚い部屋を掃除するのとは違いゴミ屋敷の清掃は規模が大きく自力で行うのは大変です。
ゴミ屋敷になった実家を片付けるには、清掃業者に依頼する方法がおすすめになります。
実家がゴミ屋敷になる主な原因5選
孤独や不安をまぎらわせたい
自身の孤独や不安感を、物で埋めることでまぎらわせようとする高齢者は多くいます。
物で埋めようとした結果、いらない物をため込み実家がゴミ屋敷になってしまうのです。
もともと2人だった両親が1人亡くなり、孤独や不安感を抱えるというケースもあります。
また、子どもと長い間連絡をとっていない、親がもともとコミュニケーションが得意でない場合も親が孤独を抱えやすい要因の1つです。
物を捨てられない
昔から実家が散らかっていた場合は、親が物を捨てられない性格であると考えられます。
古くなり使えなくなった物でも、親にとっては大切な物で捨てられず物をため込んでしまうのです。
高齢者は物不足の時代に育ったため、物を大切にするべきだという価値観を持っている人が多くいます。
捨てることに罪悪感があるため、「まだ捨てなくていいか」と先延ばしにしてしまいゴミ屋敷になってしまうのです。
人の手を借りたくない
高齢者の中には、人に頼れない環境で育ってきた人も多く「他人に迷惑をかけてはいけない」という考え方が根強く残っています。
人に弱みを見せるのは悪いことだという考えから物を触られたくない、家の中を見られたくないという心理が働く人もいるのです。
人を頼れないため自力で解決しようとして、かえって状況を悪化させてしまいます。
片付ける体力がない
大がかりな部屋の片付けは、若い人であっても体力がいるでしょう。
高齢者になると体力が落ちるため、片付けがおっくうになってしまうことがあります。
また、体力だけでなく気力も落ちるため、きれいな部屋で過ごしたいという気持ちより片付けることがおっくうだという思いが勝ってしまうのです。
特に実家がワンルームではなく広い一軒家だと、高齢者1人では掃除しきれないでしょう。
判断能力が落ちている
高齢者は年齢とともに、脳機能の低下や認知症により判断能力が低下します。
判断能力が落ちると深い思考ができなくなり、なにから手をつければ部屋が片付くのかという判断ができなくなるのです。
また、認知機能が低下すると自分の環境や状況を客観視できなくなるため、実家がゴミ屋敷の状態でも悪いと思っていないことがあります。
さらに、親がうつ病やADHDなどの精神疾患や発達障害の場合、症状により判断能力が落ちるため片付けできないことがあるでしょう。
ゴミ屋敷に住む親を説得する方法
親の話を聞いてみる
物やゴミをため込んでしまうのは、不安や孤独を紛らわせたいという心理が働いていることがあります。
親の話を聞くことで、なぜ実家がゴミ屋敷になったのか原因がわかるようになるでしょう。
孤独感が強い親の場合は、話を聞くことでコミュニケーション不足を改善できます。
また、親の話を聞くことで片付けができないのは病気なのか、それとももともとの性格なのかがわかるためどうすれば片付けられるのか対策が立てられるでしょう。
しかし、話の途中で親を否定したり、無理やり片付けさせることはNGです。
親にもプライドがあるため、否定したり無理やり従わせてしまうと片付けがよりおっくうとなり、状況を悪化させる恐れがあります。
あくまでも話を聞くだけにとどめる方がいいでしょう。
ゴミ屋敷に住むリスクを伝える
ゴミ屋敷に住むのは以下のようなリスクがあります。
- 虫が繁殖し健康上の被害が起こる
- 火災のリスクが発生する
- 親が孤立する恐れがある
ゴミ屋敷には高確率で生ゴミが放置されているため、害虫や害獣が発生します。
このような環境は感染症や食中毒の温床となり、健康上の被害が起こる可能性が高いです。
また、ゴミ屋敷は火災が起こる危険性があります。
ゴミ屋敷はゴミに埋もれているため発火しても気づくにくく、発見が遅れてしまうためです。
ゴミが多いと少しの火でも燃え広がりやすく、被害が大きくなりやすい危険性もあります。
また、家の中だけでなく外にまでゴミが放置されている場所は放火のターゲットにされるリスクが高いです。
さらに、実家がゴミ屋敷という悪評や不便さから周囲と対立したり、家族が実家に帰ることを嫌がり孤立してしまう恐れがあります。
このように、ゴミ屋敷に住むにはさまざまなリスクがあり大変危険です。
親にゴミ屋敷に住むリスクを伝えることで、状況の改善が見込めるでしょう。
親の生活環境を変える
親の生活環境を変化させることで、親の考え方も変化することがあります。
なぜなら生活環境を変える準備段階で外部の人の力を借りることになるため、「このままではいけない」という心理が働きやすくなります。
もし親がなかなか状況を改善しようとしない場合は、老人ホームや介護ヘルパーの利用、引っ越しなどで親の生活環境を変えるのも一つの手です。
また、子どもの自宅やホテルなどの清潔な環境で一時的に暮らすと、片付いた環境で暮らしたいという心理が働くこともあります。
簡単に片付けられる環境をつくる
体力や認知機能が低下している高齢者には、細かいゴミの分別は面倒です。
簡単に片付けられる環境をつくることで、状況が改善する場合があります。
具体的には、ゴミの分別をゴミ袋にわかりやすく表記したり、片付ける手順を決めて順番どおりに片付けるなどのルールをつくるなどです。
しかしここで完璧さを求めてしまいと親は片付けがおっくうになり、片付けを放棄する可能性があるため注意しましょう。
親が完璧に片づけられるようになることを目指すのではなく、あくまで自分でゴミを捨てられる習慣をつくることを目指してみてください。
不用品回収受付センターで不用品回収業者を探そう
本記事では、実家がゴミ屋敷化する原因や対処法、清掃業者に依頼する費用を解説しました。
清掃業者にはいくつか種類がありますが、不用品回収業者に片付けを依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者は、不用品回収だけでなくハウスクリーニングにも対応している場合があります。
ぜひ、不用品回収受付センターで不用品回収業者を探してみてください。