ゴミの片付け業者が行う清掃の種類と料金相場・見積り項目について、絶対に失敗しない片付け業者の選び方をご紹介させていただきます。
ゴミ片付けを業者に依頼するメリットは、どれだけ膨大なゴミであっても、希望日時に利用者の要望通り、さっくり短時間で綺麗に片付けてくれることです。
しかしご存知でしょうか、ゴミの片付けは、ゴミの量や目的などによって業者サイドで分類をしているのです。ですから、例えばちょっとだけ片づけを頼む積りだったのに予想以上に料金がかかってしまうようなケースもあります。
ゴミの片付けを業者に依頼する場合、ゴミの量や住居形態、目的などをあらかじめ明らかにしておくことが失敗しない業者選びに繋がります。
安心して利用できる片付け業者をできるだけ安く利用するにはどうすればよいのでしょうか。
ゴミ回収業者が行う片付けの種類
単純にゴミの片付けといっても、ゴミを回収する業者には様々な種類の業者があります。
ゴミ屋敷や汚部屋を片付ける以外にも、依頼人が置かれている状況に合わせて、片付け業者を選ぶこともできます。
まずは、業者が行なっている片付けの種類から見ていきましょう。
①ゴミ屋敷清掃
ゴミ屋敷や汚部屋の片付けに特化した業者もあります。
ゴミ屋敷の中には、ゴミで埋め尽くされて、生活するのが困難な状態のお宅もあります。しかし、ゴミ屋敷の家主が高齢で身体が不自由だったり、認知症を患っていたりして、自分では片付けられない場合もあります。
また、精神疾患が原因となって、家を片付けられない家主もいます。ストレスなどが原因で統合失調症を引き起こし、物を溜め込んだり、集めてしまう人がいます。
単に忙しくて片付ける時間がなく、汚部屋を作り出してしまったというお宅もありますが、ゴミ屋敷を生み出す背景には、やや複雑な事情も絡み合っています。
ゴミ屋敷を生み出してしまった事情を含め、近所にバレないようにゴミ屋敷を片付けてほしいという依頼も多くあります。
守秘義務を重要視している業者では、事前に近隣環境についてのヒアリングを行いって静かに作業にあたるなど、特別など配慮を持って片付け作業を行っています。
②遺品整理
遺品整理では、亡くなった方のお部屋の片付けを行います。遺品整理となると、ただゴミを処分するだけではなく、気をつけなくてはならない点があります。
遺言書に書かれていないものなら処分しても大丈夫、と思って、一人で判断して遺産整理を始めるのはよくありません。故人の遺品は相続財産になります。必ず、事前に親族に通知してから始めてください。
遺品整理では、まず仕分け作業から始めます。ゴミとして処分するもののほか、残しておきたいものは分けていきます。遺言書や土地の権利書、現金や預金通帳、印鑑や貴金属、契約書などの貴重品類は捜索して、お渡しします。
家具や家電、衣類、日用品も、買取や処分など、状態によって分類します。自動車やバイクも下取りに出し、価値がなければ廃車手続きを行います。
写真や思い出の品など、処分しにくいものは供養をしたり、ご遺族の気持ちを配慮しながら片付けます。
③生前整理
亡くなってからご遺族が行う遺品整理。これに対して、生きているうちに出来るだけ身の回りの片付けを行っておくのが生前整理です。
亡くなった後に全てをご遺族が片付けるのは大変です。そこで、少しでも元気なうちに、物を減らし、家を片付けておきます。残したいものや大切なもの、いらないものを、本人が仕分けできるのが魅力でもあり、亡くなった後の遺品整理に伴う周囲の負担も減らせます。
ですが、年齢と共に身体を動かすのが大変になります。そこで、生前整理も業者に依頼する人は増えています。
老人ホームや介護施設に入居したり、子供達と暮らすことになれば、引っ越し作業も必要になります。
全ての荷物を移動できない場合は、家財を処分しなくてはなりません。粗大ゴミの処分は、高齢の方には大変危険が伴います。
業者に依頼することで、危険なく片付けられます。
④特殊清掃
特殊清掃とは、一般的な清掃方法では居室の現状回復が難しいようなケースにおける清掃の事で、特に清掃にかかる労力の高いものを言います。
たとえば、孤独死のほか、事件、自殺などで住人が亡くなってしまうと、冬は1週間から10日、夏は4、5日で遺体は腐敗します。床に染み込んだ血液や体液、腐敗臭が残り、ウジやハエが湧いていることもあります。
腐敗臭が酷いと部屋から漏れ出る臭いを最小限にするなど、近隣に配慮した特殊な清掃方法が必要とされます。
通常の片付けや清掃では元の状態に戻すのは非常に困難なため、特殊清掃業者が原状回復作業を行い、必要により、リフォーム会社が修繕工事にあたります。
片付け業者の料金と見積もり
一人でゴミ屋敷を片付けるのは、大変な作業です。遠方に住んでいる身内が亡くなった場合の遺品整理も、遺族が高齢であれば非常に大きな負担となります。
数ある片付け業者の中で、どの業者を選ぶか大事な問題です。もちろん経験豊富な業者に依頼するのが安心です。
見積もり
中には無料、激安という魅力的な宣伝文句に釣られて、片付け業者を選ぶ方もいるでしょう。
しかし、無料で回収した後、不法投棄する業者もあります。激安といいつつ、後から追加料金が発生し、高額な料金を請求している業者もあります。
もしも、料金で損をしたくないのであれば、必ず事前に見積もりを取りましょう。見積もりを取れば、適正価格がわかります。
見積書の項目
- 基本料金(ゴミの回収に使用する車のガソリン代など)
- パック料金(トラックの容積別積み放題プラン)
- ゴミの処分費(品目ごとの料金)
- ゴミの処分費(トラック1台分や部屋の大きさによるパック料金)
- 出張費(移動にかかる交通費)
- 追加作業員(増員する作業員一人あたりの人件費)
- 分別費(ゴミの分別にかかる費用)
- リサイクル料金(テレビ、冷蔵庫、洗濯機などのリサイクルにかかる費用と代行手数料)
- 階段作業費
- 特急料金
- 深夜料金
たくさん見積もりを取る必要はありませんが、3社くらいから見積もりを取って比較してみると、一般的な料金が見えてきます。
また、見積もりでは、細かい項目までチェックしておくことと、当日の追加料金なども確認しておきましょう。
まとめ
ゴミの片付け業者が行う清掃の種類と失敗しない業者の選び方をご紹介させていただきました。
片付けの種類から依頼したい片付け作業を確定し、
- ゴミ屋敷清掃
- 遺品整理
- 生前整理
- 特殊清掃
片付ける場所の環境などや
- 依頼場所はマンションの3階でエレベーターがない
- ピアノの搬出を依頼したい。以前は窓から入れてもらった
- 狭隘道路でトラックは入れない。車を止められるところが遠い。
配慮して欲しい事をまとめ
- 近隣住民や環境への配慮
- 作業時間をできるだけ短く
- すぐに依頼したい
見積もりを見極めてから、専門の業者を選ぶことをお勧めします。
そのうえで、安心して任せられる優良な片付け業者を選んでください。
不用品回収受付センターで紹介している優良回収サービスは、一定の基準に合格した事業者のみ扱っておりますので安心してご利用いただけます。