親が介護施設に入所することになった場合、実家のたくさんの荷物の整理や、また親しか知らない物を片づけなければなりません。
しかし、親とは離れて暮らしていて片付けをしにいくのが難しい方もいらっしゃるでしょうし、親が賃貸マンションに住んでいて荷物は多いけど早めに片づけなければならないなど、家族だけで片付けるのには限界があります。
慌てて依頼すると思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。
今回は実家の片付けのコツや業者に依頼する際の確認しておきたいポイントをお伝えします。
業者に依頼するときに考えておくべきポイント
親が入所する際の片付けの特徴としては、自分の家や物ではなく親の物を整理する点にあります。
家族とはいえども他人であり、一緒に過ごしてなければ分からないことも多いです。
ですので、どのようなことを業者に確認したり依頼するかを把握しておくことが大切です。
貴重品の整理について
片付けはまず、親が入所する施設に持っていく物とそうでない物、
そして施設には持っていくことはできないけれど親が保存したい物に分けることから始めます。
介護施設の多くは最低限の物しか持っていくことはできず、施設へ持っていく物以外はほとんど不要となります。
ただ、家族が不要に思っても、アルバムなど親御様にとって大事な物があります。
また、貴重品や個人情報に関わる物の所在を確認しておかなくてはなりません。
できる限り入所する前に家族が親と一緒に仕分けすることが望ましいのですが、困難な場合は業者に依頼しましょう。
その場合、遺品整理士や専門の相談員がいる専門業者に依頼することをお勧めします。
貴重品の取り扱いを心得ていますので、安心して任せることができます。
親の了承を得ておく
業者によっては生前整理や遺品整理サービスを行っているところがあり、
貴重品や大切な物の整理作業をしてくれる場合があります。
しかし、見知らぬ他人と作業することに抵抗感を持つのは当たり前の心情です。
また、家の整理は家族がすることという考えを強く持ってらっしゃる方もおられますので、
業者に依頼する場合は親の了承を得ておきましょう。
大型家具や家電の回収について確認する
要るものと要らないものに仕分けできたら、要らないものの処分方法を考えます。
しかし、冷蔵庫やタンスなど大型の不用品がある場合、一人もしくは家族数人で処分していくのはとても大変です。
ただし、冷蔵庫などの家電はリサイクル法により処分にお金がかかりますし、不用品回収にも本来お金がかかります。
不用品回収業者の中には無料引き取りや、場合によっては買取りまでしてくれる業者もあります。
買取してもらえると全体に支払い料金が安くなりますからお得ですので、不用品回収業者に確認しましょう。
クリーニングを依頼するかどうか
親が賃貸の部屋にお住まいの場合、施設入所と同時期に退去することになります。
部屋が汚れたままですと引き渡し後に多額のクリーニング料金を払う可能性もありますので、
不用品回収業者に依頼する際に頼んでおく方がお得になる場合があります。
片付け後のクリーニングを業者に依頼する場合は、業者にどこまでのクリーニングが可能か、確認が必要です。
また、賃貸マンションの場合、退去に期限が発生することもあるので早めに業者に見積もりや依頼をしなければなりません。
業者に安く依頼するコツ
業者に依頼する内容が決まったら、実際に作業を依頼する業者を決めなければなりません。
施設に入所するのにも費用は掛かりますのでできる限り不用品回収の費用は安く抑えたいですよね。
そこで安く依頼するコツを2点お伝えします。
いくつかの業者に見積もってもらう
業者によってサービス内容や料金は異なりますので、複数の業者にサービス内容の確認をすることと
料金の見積もりをだしてもらうのがポイントです。
料金は実家が一軒家かマンション、部屋の広さ、回収する不用品の量などによって変わってきます。
業者が入る当日になって追加料金などがかからないようにするためにも、作業現地を下見して見積もってもらいましょう。
不用品回収受付センターでは一度に複数社の見積もり比較ができるため、依頼場所で最も安く頼める業者を簡単に比較できます。
早めに見積もり、シーズンオフを狙う
作業日当日の即日見積もりですと、高額な料金を提示してくることも少なくありません。
早めに見積もりを出してもらい複数比較していることを伝えると、安くしてもらえたり、シーズンオフなどの安くなる日時を教えてもらえたりします。
親御様のお住まいが持ち家である場合や、賃貸でも退去まで猶予がある場合はシーズンオフなど安くなる日に依頼しましょう。
そうすることで、料金を安く抑えることができます。
まとめ
親が介護施設に入所するという話は突然発生することです。
そんな時にさらに慌てて業者に依頼して、丁寧なサービスはないし料金は高額になった
そんな散々な片付けにならないようにしましょう。
事前に依頼する内容と料金の確認をしっかり行い、作業後のトラブルを減らして気持ちよく
施設に入所して頂けるようにしましょう。
なお、不用品回収受付センターで紹介している優良回収サービスは、一定の基準に合格した事業者のみ扱っておりますので
安心してご利用いただけます。